シミは一般的に、肌内部で過剰に生成されたメラニン色素の沈着によっておこるものをさします。加齢と共に皮膚再生のサイクル、ターンオーバーが鈍ってくると、古い角質と同様、沈着した色素が肌に蓄積されてシミが色濃く浮き出てくるようになるのです。一方、そばかすは多くが遺伝性。年齢を重ねるごとに薄くはなりますが、お手入れ次第では目立つようになることも。また近頃取り沙汰されている肝斑(かんぱん)もシミの一種。30~40代の女性に多く、紫外線だけでなくホルモンバランスが関係するといわれています。
メラノサイトが刺激されて、シミの原因であるメラニンが増加。
年齢を重ねると肌の新陳代謝が滞るため、メラニンが排出されずに留まりシミとしてあらわれる。
仕事のイライラや複雑な人間関係による情緒の不安定など。
精神的なストレスを受けると脳下垂体からメラニン細胞を刺激する物質が分泌されシミになる。
コーヒーなどに含まれるカフェインなど刺激の強い食品を過度に摂取したり、睡眠が不規則だったり。免疫力の低下がメラニン増加につながることもあります。
肝斑が目立つ方は、IPLよりもケミカルピーリングやエレクトロポレーションをお勧めしています。
ハイドロキノンはシミに効果的な美白剤。メラニン色素を合成する酵素であるチロシナーゼの働きを弱め、さらにメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)の数を少なくする作用があります。